蚕の飼育方法を教わる吉野川高生(右の4人)と四国大生=美馬市美馬町

 養蚕を授業に取り入れている吉野川高校(吉野川市)生物活用科の3年生4人と、四国大生活科学科の4年生3人が、約15年ぶりに蚕の飼育に取り組んでいる美馬市美馬町東荒川の苛原八代子さん(65)宅を訪れ、飼育方法を学んだ。

 苛原さんは、養蚕と製糸を復活させる活動に取り組むNPO法人美馬蚕糸館の前田豊太郎理事長(72)の依頼を受け、11日から蚕2千匹を育てている。

 生徒らは、蚕の食欲を抑えるため桑の葉に石灰をまぶしていることや、病気が伝染するのを防ぐため1匹でも直接手で触れた後は手を洗うことなどを聞いた。50年以上養蚕をしていた苛原さんの義母マチゑさん(93)からも、養蚕業の歴史について説明を受けた。

 吉野川高では、2015年度から養蚕を生物活用科の授業に取り入れ、生徒が蚕を飼育している。富田華廉さん(17)は「清潔さに気を付けて飼育しているのに驚いた。学んだことを学校での飼育に生かしたい」と話していた。

 四国大生は県産絹糸を藍染加工し、コースターやバッグなどの小物を卒業製作するに当たり、参考にしようと訪れた。