台風24号の接近に伴い、徳島県内の交通機関は30日の運休や欠航を決めた。臨時休業する商業施設や観光施設なども相次いでいる。
JR四国は徳島線と牟岐線、土讃線で始発から運休。高徳線と鳴門線は午前10時ごろから順次、運転を見合わせる。阿佐海岸鉄道は始発から運転を取りやめる。
徳島発着の空の便は、日本航空と全日空の東京線徳島発の始発便を除く全便を欠航する。
徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーは、29日午後6時55分発の上り便から30日の上り最終便までの計20便を欠航。徳島、東京、北九州をつなぐオーシャン東九フェリーは10月1日徳島発の下り便までの欠航を決めた。
高速バス各社は、関西方面を中心に始発からほとんどの便が運休する。
休業するのは徳島市の阿波おどり会館、徳島駅クレメントプラザ、そごう徳島店、とくしま動物園北島建設の森、鳴門市の大鳴門橋架橋記念館エディ、渦の道、大塚国際美術館、板野町のあすたむらんど徳島など。
30日に徳島市で予定されていた徳島交響楽団定期演奏会が延期となった。代替日は未定。同市の徳島城博物館で開かれる予定だったイベント「徳島城博物館の日」も10月7日に延期となった。