今年の日本競輪学校卒業記念レースで優勝し、7月3日にデビューする太田選手=小松島市の小松島競輪場

 競輪選手を養成する日本競輪学校(静岡県伊豆市)の「第109回生卒業記念レース」で優勝した小松島市新居見町佃の太田竜馬選手(20)が7月3日、高松市の高松競輪場でプロデビューする。同レースを制した県人選手は初めてで、地元四国での初陣を前に「狙うは予選から決勝までの完全優勝」と闘志を燃やしている。

 太田選手は小松島西高校に入学した2012年に自転車競技を始め、14年に全国高校選抜と全国高校総体、社会人選手と競う全国都道府県対抗の3大会で優勝。周囲の勧めもあって競輪学校の門をたたいた。

 卒業記念レースは3月24日、静岡県伊東市の伊東温泉競輪場であり、同期の男子50人が出場。準々決勝、準決勝と1位で通過し、9人で競う決勝も制した。

 武器は14年の全国高校総体スプリント予選で大会記録の200メートル10秒596をたたき出したダッシュ力で、レースでは終盤に後方から先頭集団を追い抜く「まくり」を得意としている。卒業後は、小松島市の小松島競輪場で地元の先輩選手らと実戦形式の練習を重ね、レースでの駆け引きなどを磨いてきた。

 デビュー戦となる7月3~5日の「高松けいりんファンクラブカップ」は最下級のA級3班で出る。「目の前のレースに集中して早く上位のS級選手に昇格し、どんな展開でも入賞に絡める選手になりたい」と飛躍を誓っている。