体験会で人形を動かす住民たち=美波町赤松

 美波町赤松の赤松集会所で26日、明治初期まで赤松地区で活動していた人形浄瑠璃座「赤松座」の約100年ぶりの復活に向け、10月に公演を行う徳島文理大生と住民が交流するワークショップがあった。町が徳島版地方創生特区の指定を受けて取り組む「歴史文化の力でまちづくり」事業の一環。

 同地区の住民約50人が参加した。赤松神社秋祭りでの公演を目指す同大人形浄瑠璃部の部員6人が、「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の練習の様子を披露。三好市出身の人形遣い勘緑さん(60)に動かし方や姿勢などの注意を受けながら、取り組んだ。空のペットボトルを人形の手足に見立てて、動かし方を学んでいることなども紹介した。

 住民が勘緑さんの指導で人形を動かす体験会もあった。子どもや大人、お年寄りが一緒になって操り、笑顔があふれた。

 近くの西窪登代さん(82)は「21歳から赤松に住んでいるけど、地元で人形浄瑠璃を見たのは初めて。若い人が頑張る姿を見て元気をもらえた」と話していた。