原爆の子の像の前で「平和への祈り-徳島ミサ」を歌う徳島少年少女合唱団=広島市の平和記念公園

 徳島少年少女合唱団(上田収穂代表)が26日、広島市の平和記念公園でミニコンサートを行った。オバマ米大統領が現職米大統領として初めて被爆地ヒロシマを訪れた歴史的な機会を捉え、犠牲者の鎮魂と平和を願って澄んだ歌声を響かせた。

 団員42人は、原爆慰霊碑と原爆の子の像の前でそれぞれ、オーストリアの音楽家が同合唱団のために作曲したオリジナルミサ曲「平和への祈り-徳島ミサ」を披露した。木漏れ日が差す緑豊かな公園に柔らかなハーモニーが広がり、訪れた人は足を止めて静かに聴き入った。

 広島市西区の会社員藤本さつきさん(40)は「屋外なのによく響く声を聴いて震えた。子どもたちが平和を思い、歌ってくれてうれしい」と話した。

 コンサートに先立ち、団員らは原爆資料館を見学し、平和への思いを新たにした。

 平和記念公園の訪問は、7年ぶりの広島公演の一環。25日は廿日市市でコンサートを開いた。