新茶を飲み比べる来場者=上勝町福原の月ケ谷温泉前広場

 上勝町特産の阿波晩茶を味わう「上勝阿波晩茶祭り」が29日、同町福原の月ケ谷温泉前広場をメイン会場に開かれ、約500人が新茶の飲み比べを楽しんだ。

 温泉前広場に、生産者や飲食店など24組がブースを設けた。来場者は受付で湯飲みを受け取って各ブースを回り、生産者に茶を入れてもらったり、栽培方法を教わったりした。

 家族で訪れた岡久紀和子さん(67)=阿南市山口町=は「晩茶の後味がすっきりしていて飲みやすかった。実際に生産者とも話せてよかった」と笑みを浮かべた。

 3回目の今年は、町内の飲食店などで商品を購入すると晩茶セットなどが当たるスタンプラリーを10月28日まで実施している。