昼間勤務や固定給制を生かして働く女性運転手=徳島市の徳島第一交通

 タクシー会社の徳島第一交通(本部・徳島市南常三島町)が県内で初めて、国土交通省の「女性ドライバー応援企業」に選ばれた。女性タクシー運転手の働きやすい職場づくりに取り組む事業所を認定する制度で、女性向けに昼間だけの勤務や固定給制を導入し、家事と育児の両立に配慮した点などが評価された。
 

 徳島第一交通は女性運転手2人を雇用。男性は夜勤があり、給与は出来高制だが、女性は4月から勤務時間を午前8時から午後4時までとし、給与は固定給制とした。

 女性の採用を増やすことで、運転手不足の解消や家事経験を生かした買い物代行サービスなどを拡充するのが目的。浦川武夫代表取締役(66)は「給与も勤務時間も固定することで、生活の安定につながる。女性運転手の活躍に期待している」と話す。

 2026年までに全従業員85人の3割を女性にするのが目標で、今後は女性専用トイレなど設備面も充実させる。2年前から勤務する女性運転手(35)は「タクシー運転手というと男性のイメージがあったが、女性も働きやすい。どんどん業界に入ってきてほしい」と呼び掛ける。

 全国ハイヤー・タクシー連合会によると、全国の女性運転手は6878人(15年3月時点)で、全体の2・5%。認定制度は女性の雇用拡大につなげようと国交省が本年度創設した。事業者から申請を受け、認定すればホームページで紹介し、車体に貼るロゴマークを交付する。第1弾として全国の277事業所が認定された。2カ月ごとに追加認定される。