台風24号の影響で、29日の県南の海は波が高い状態が続いている。各渡船は休業していた。安全な波止では釣り人の姿が多く見られた。

 [波止]<亀浦>29日、17時から4時間、キビナゴを餌に30センチ前後のカマス5匹と指幅2本半~3本のタチウオ3匹。サビキで25センチ前後のサバやメタルジグでの40センチのハマチ、50センチのサゴシ、餌木でも大きさは未確認だがアオリイカが釣れていた。

 [友釣り]<勝浦川>29日、平水より10センチ高く濁りはなかった。上沖野で14時から1時間、18~21センチのアユ9匹。

 <海部川>29日、平水で濁りなし。大井で12時から4時間半、16~21センチのアユ22匹。(県釣連盟報道部)

 ■コラム

 <寄生虫>釣り人ならば釣った魚を食べるのは日常である。生食で気を付けたいのが寄生虫だ。特に体に入ると強烈な腹痛をもたらすアニサキスへの注意が必要。サバ、イカ、タラなどがアニサキス症を引き起こす魚種として有名だが、他の魚種でもアニサキスが寄生している可能性がある。

 アニサキスは加熱した場合60度で数秒、70度以上だと瞬時に死滅することが分かっているので、心配なら加熱調理すれば安心だ。逆にマイナス20度以下で24時間冷凍しても死滅する。刺身で食べたい場合はこちらがよいだろう。

 鮮度の高い状態では魚の身ではなく内臓に寄生している場合が多いので、早めに内臓を取り除いて身への移行を防ぎ、目視で確認し除去することもできる。