生ごみ処理に使う木製コンポストの実験用モデル=佐那河内村下

 佐那河内村は、家庭でごみ減量化を進めてもらうため、生ごみを土で覆って分解を促進するタイプのコンポストを導入する。神奈川県葉山町の住民が考案し、シンプルな仕組みのため利用が広がっているタイプで、村が自作して安価で村民に販売する。

 コンポストは幅約1メートル、高さと奥行き約0・5メートルの木製。中に自然の黒土を入れ、ふたは光を通すように透明で波状のポリカーボネート板になっている。生ごみを土に埋めておくだけで、土中のバクテリアの働きで夏は3日、冬は10日ほどで分解され、後で堆肥を取り出す必要もないという。

 葉山町の住民が考案し、ごみが分解されて無くなってほしいとの願いを込めて「バクテリアdeキエーロ」と名付けられている。同町や神奈川県鎌倉市、埼玉県ふじみ野市などが、導入を促進する補助制度を設けている。

 佐那河内村では、関心を持った村民が自作の10基で効果を確認し、村に勧めた。村は50基を製作し、1基7600円の製作費に対して千円で村民に販売する。事業費は38万円。

 村は、生ごみを堆肥化するコンポストや生ごみ処理機の購入費の2分の1を補助している。ごみ減量化のため、これらに加えて導入を支援することにした。