[左]宮島亜希 [右]中村文則

 ご愛読いただいている桐野夏生・作、内澤旬子・画の「とめどなく囁(ささや)く」は10月3日で終了し、6日から中村文則・作、宮島亜希・画による「逃亡者」が始まります。第二次大戦にまつわる伝説の楽器をめぐる物語です。ご期待ください。
 

 <作家の言葉>
 タイトル通り、ある事情から、逃亡しなければならなかった男の物語です。時代は現代ですが、長崎・浦上の潜伏キリシタンや、第二次世界大戦など、歴史も関わる物語になります。世界を融和へ近づけていけるような、そんな物語を目指します。

 [作家の略歴]なかむら・ふみのり 1977年、愛知県東海市生まれ。福島大卒。2002年、「銃」(新潮新人賞)でデビュー。05年、「土の中の子供」で芥川賞。10年、「掏摸(スリ)」で大江健三郎賞。東京都在住。


 <画家の言葉>
 挿絵の担当にご指名いただき大変驚きましたが、このような機会を与えてくださったことはとても光栄です。自分の中で大きな挑戦となりますが、中村文則さんの緊張感ある世界観を、一年間バランス良く表現できればと思っています。

 [画家の略歴]みやじま・あき 1979年、大津市生まれ。イラストレーター。京都造形芸術大卒。主に手描き・水彩で、店舗装飾、CDジャケット、雑誌の挿絵など幅広い分野の作品を制作。東京都在住。