投票を呼び掛けるキャンペーンに参加した小松島市選管の選挙啓発サポーターの学生(中)=同市の南小松島駅

 参院選(10日投開票)の投票率を高めようと、徳島県内各地の選挙管理委員会が、あの手この手で投票を呼び掛けている。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられたのを機に、従来投票率が低いとされてきた若者への啓発に力を入れているのが特徴だ。

 阿波市選管は参院選公示後、市内の18~23歳の1715人にはがきを送った。投開票日などとともに「自分たちの権利や問題について真剣に考えてみませんか」と記している。若者に直接訴え掛ける方策として、初めて実施した。

 若者に選挙事務を体験してもらう取り組みを始めたのが鳴門、小松島、阿南の3市の選管。小松島市選管は市内の18歳の高専生男子1人を「啓発サポーター」に任命し、選挙事務や街頭での投票呼び掛けなどに携わってもらっている。鳴門市選管は6月30日、高校生に期日前投票所での誘導案内と投票用紙の手渡しを行ってもらう「やってみんで選挙事務」を実施した。6日にも行う。

 参院選を前に、県内の多くの高校では主権者教育が行われ、三好市と海陽、那賀両町などでは、選管職員が選挙の意義や禁止されている選挙活動について生徒らに説明したほか、模擬投票を実施した。

 7、8両日に徳島大常三島キャンパスに期日前投票所を設ける徳島市選管は4日、同大の学生500人に開設を知らせるチラシなどを配る。

 一方、吉野川市選管は同市が配信する防災メールで市民約100人に投票を呼び掛けた。美馬市や松茂、東みよし町などの選管は防災無線などでたびたび周知している。

 2013年の前回参院選の徳島選挙区の投票率は49・29%と、前々回を約9ポイント下回り、戦後3番目に低かった。