協定書を交わす小松島市の浜田市長(左)と阿南高専の寺沢校長=市役所

 小松島市は、阿南高専(阿南市)と連携して、竹を粉末にして肥料や家畜の飼料などに活用する研究に取り組む。市内で広がりつつある放置竹林の解消や地場産業の育成が目的。1日、同校と連携協定を結んだ。

 同校が開発した高能率の自動粉末化装置で竹粉を作り、発酵させて肥料にしたり、家畜の飼料にしたりして販売する計画。今後、住民や学生らを交えて生産実験を行う。竹を使ったバイオマス発電などの可能性も検討する。

 人口減少と高齢化で管理が行き届かなくなった放置竹林の解決策を探っていた市は今年2月、同校の鶴羽正幸特命教授(68)やJAの関係者らと共に、竹を使った6次産業化に取り組む福岡県八女市を視察。鶴羽教授が竹粉の活用を提案した。

 市役所で調印式があり、浜田保徳市長と寺沢計二校長らが協定書に調印した。寺沢校長は「研究を役立てることで小松島の発展に寄与したい」。浜田市長は「放置竹林の活用が新たな地域づくりの一歩になれば」と期待した。