鳴門市撫養町の鳴門駅で1日、JR鳴門線の開通100周年記念式典があり、JR四国と沿線2市1町の関係者ら約250人が節目を祝った。
式典では、泉理彦鳴門市長が「市政70周年に合わせて、鳴門駅周辺を市民の皆さんの使いやすいように整備していきたい」とあいさつした。鳴門市のうずしお保育園と徳島市の生光幼稚園、藍住町のあいずみ保育園の園児計約50人が「きらきら星」「手のひらを太陽に」などを歌った。
徳島行きの普通列車に付けた「鳴門線開通百周年」の記念ヘッドマークを除幕し、JR四国の半井真司社長らがテープカットを行った後、園児2人の合図で出発した。
鳴門線は1916年7月1日、阿波電気軌道の古川(徳島市)-撫養(鳴門市)間13・9キロが開業し、33年に国有化された。一部は現在の高徳線に、池谷(同市)から東側が鳴門線になった。