志高く生きることの大切さを訴える落合さん=アスティとくしま

 女性向け会員制クラブ「徳島新聞女性クラブ」は2日、作家の落合恵子さん(71)を招き、徳島市のアスティとくしまで講演会を開いた。落合さんは「老いることはいやですか?」と題し、年老いても志高く生きることの大切さを約1500人の来場者に訴えた。

 落合さんは、女性が年を取るのを良しとしないような風潮が日本にはあると指摘し、「年を重ねると、若い時には見えなかったことも見えるようになる。年齢は私たちが生きてきた証し。年を重ねることを恐れない社会でなければならない」と話した。

 亡くなった母と共に歩んできたこれまでの人生も振り返り「いつも高い志を持つように心掛けておくことが必要。私たち大人が実行することで、子どもたちにも高い志を持つことの大切さを伝えていかなければならない」と呼び掛けた。

 鳴門市撫養町の美保恵子さん(68)は「年を取り、自分が最近感じていたことと落合さんの言葉が重なって涙があふれた。前を向いて希望を持って生きていこうという気持ちにさせてくれた」と話していた。