徳島県の公用車に取り付けられた県版の図柄入りナンバープレート=県庁

 景勝地や名産品などご当地にちなんだデザインを取り入れた「地方版図柄入りナンバープレート」の交付が1日、全国で始まり、徳島県内では12台分が交付された。

 徳島県版は阿波踊りの踊り子のシルエットをグラデーションで表現したデザイン。モノクロと藍色の2種類あり、通常の交付手数料(普通車で8600円)に加え、千円以上の寄付をした場合のみ藍色を選べる。

 県は同日、燃料電池車「MIRAI(ミライ)」2台と、県産食材の魅力を発信するキッチン付きトラック「新鮮なっ!とくしま号」「でり・ばりキッチン阿波ふうど号」にそれぞれ県版ナンバーを装着。県庁前でお披露目した。

 県地方創生推進課は「走る広告塔として阿波踊りや藍染の魅力をPRできると期待している。できるだけ多くの人に付けてもらえるよう広報していく」としている。

 地方版図柄入りナンバープレートは全国41地域で導入。国土交通省によると、1日午前10時までに全国で計1万980件の申請があった。申請数が最も多いのはプロ野球広島カープのマスコットをあしらった広島県の「福山」ナンバーで2532件。徳島はワースト4位の46件にとどまっている。