約50年ぶりに復活する平等講のメンバー=阿南市新野町の平等寺

 阿南市新野町の四国霊場22番札所・平等寺が、1920年代から60年代にかけて四国八十八カ所巡りなどを行っていた住民のグループ「平等講」を約50年ぶりに復活させる。巡礼に出掛けるだけでなく、遍路道の整備を行うなどして遍路文化の継承につなげる。

 10日に再結成し、年2回のペースで遍路道の清掃を行う。地元の子どもに遍路の歴史や文化について教える場もつくる。谷口真梁副住職(37)が檀家や地元住民らに参加を呼び掛けている。

 平等講は、先々代の谷口津梁住職が呼び掛けて、24(大正13)年に発足。最盛期には県内外から約150人が参加し、四国八十八カ所などを巡礼していた。しかし、次第に個人で出掛けることが主流になり、60年代後半に自然消滅したという。

 昨年9月、本堂の壁に掛かっていたケヤキ製の額(縦約94センチ、横約152センチ)に、発足当時の平等講に加わっていた約140人の名前が刻まれているのを副住職が発見。「高齢化で担い手が減っている遍路道の保全を図る組織に」と再結成を思い立った。

 市内外に参加者を募っている。年会費2千円。問い合わせは平等寺<電0884(36)3522>。