鎌田さんが集めた化石に見入る浦庄小6年生=同校

 徳島化石研究会の鎌田誠一会長(67)=石井町浦庄=が、母校の浦庄小学校(同町)で50年以上かけて収集した化石の展示会を開いた。児童に自然の奥深さを伝え、探究心を引き出そうと、学校と協力して初めて企画した。

 化石展は6月27日~7月2日に開催。15歳から県内外を回って集めた4億3500万年前~1万年前の110点を、3階会議室に展示した。那賀町上那賀地区で発掘した直径30センチのアンモナイト、鳴門市沖で漁網にかかったナウマンゾウの牙や歯、今も町内に生息するカイエビの化石などが並んだ。

 全児童155人が休み時間などに見学したほか、2日には鎌田会長が同校を訪れ6年生30人と交流。徳島は化石が見つかる堆積岩が多いことを紹介し、年齢に関係なく、好奇心を持ち続けることの大切さを訴えた。

 6年の三国紗也加さん(12)は「化石を見る機会はないし、一つのことに熱心に打ち込む人は尊敬する」と話していた。

 展示した110点は今後、県立博物館に収蔵されることになっている。鎌田会長が吉野川市山川町から故郷に転居したのを機に、手元にあるうちに後輩たちに見てもらおうと考えた。