相生晩茶の製造実習に取り組む京都大大学院生ら=那賀町大久保

 微生物の研究に取り組む京都大の学生らが6日から、那賀町大久保の相生晩茶の生産農家で、茶摘みや製造の実習を行っている。9日まで滞在し、茶の発酵などに関わる微生物を採取して大学での研究に活用する。

 相生晩茶は、釜ゆでした茶葉を発酵させる独特の製法で、近年は健康飲料として人気を集めている。同大の学生と院生計8人が、藤川精一さん(58)方の茶畑(約35アール)で摘んだ茶葉をゆで、茶桶と呼ばれるおけに漬けて発酵させるまでの過程に取り組んだ。ゆで汁や茶桶に付いた微生物を採取して大学に持ち帰り、有益な活用法を探る。

 同大大学院農学研究科修士課程1年の森川拓磨さん(22)は「研究室では分からない発酵過程の現場を知りたかった。研究に役立つ微生物が見つかればうれしい」と話した。

 大学生が県南部の活性化に取り組む県の「県南地域づくりキャンパス事業」の一環。