東みよし町は8月から、若者の移住や定住を促進するため、新婚夫婦が町内に住居を新築する際に、費用の一部として最大100万円を補助する。建材に地元産の木材を使用することが条件で、地場産業である林業の振興も図る。
結婚を予定しているか、結婚5年以内の人が対象。住宅の床面積に応じて▽夫妻共に町内に6年以上住んでいる場合は40~60万円▽夫婦どちらかが転入する予定か、町外から5年以内に住民登録した場合は60~80万円▽夫婦共に移住予定か、5年以内に住民登録をした場合は80~100万円-を補助する。
建材の一部に同町か三好市で産出した木材を使い、町内業者で施工することが条件。設計図面と申請書を町に提出し、職員や建築士らでつくる「三好地域木造住宅建設推進協議会」が審査する。
町は、人口減少と少子化が進む中で新婚世帯を呼び込もうと、2006年度から実施していた同町や三好市産の木材を使用した住居の新築に対する補助制度(最高50万円)を改定した。事業費として16年度一般会計当初予算に300万円を計上している。
川原義朗町長は「若い世帯が新しく町に来るほか、町外に出た人が帰ってきて定住するきっかけになれば」と話している。
申請は8月1日から受け付ける。問い合わせは町産業課<電0883(79)5339>。