編集作業の傍ら、最新鋭の工作機器を見学するクーリエ・ジャポンの編集者=神山町下分の神山バレーSOコンプレックス

 世界中の話題を発信する講談社(東京)のウェブマガジン「COURRiER JAPON(クーリエ・ジャポン)」の編集部が12日、神山町に期間限定編集部を設けた。世界の最先端を追うメディアとして、サテライトオフィス(SO)などで新しい働き方を模索する神山での勤務を、編集者自ら体験しようと初めて企画した。15日まで。

 訪れたのは、井上威朗編集長(44)と20~30代の編集者の計10人。SO集積施設「神山バレーSOコンプレックス」に編集部を設け、神山の動きを取材してウェブ誌面やフェイスブックで記事と映像を発信する。12日の神山入りの様子を記録した映像は2万回近く再生された。

 13日には、徳島市万代町の県庁舎にいる県職員とテレビ会議システムで話したり、集積施設にある最新鋭のデジタル工作機器を見学したりした。

 期間限定編集部の開設は、同誌が本年度からウェブのみの発行に特化したことで場所を選ばず編集作業ができるようになったことと、南浩昭副編集長(37)が徳島市出身だったことがきっかけになった。

 井上編集長は「神山は新しく生まれた世界の価値観を発信するという雑誌のテーマにぴったり。編集の世界にも場所を選ばない働き方が広がるきっかけにしたい」と話した。