倉本教育長(左)からプレートを受け取る幡本宮司(中)と立川さん=三好市井川町辻の今宮神社

 本殿など3件が国の登録有形文化財となる三好市井川町辻の今宮神社に13日、文化庁から登録を示す金属製プレート(縦21センチ、横30センチ)が贈られた。

 境内で伝達式が行われ、市教委の倉本渟一教育長が、神社総代の立川一広さんと幡本忠敏宮司にプレートを手渡した。倉本教育長は「これまで守ってきた関係者に敬意と感謝を表する。引き続き保存継承に協力していきたい」。立川さんは「これからも神社を守っていく責任の重みを感じる。地域の皆さんと共に町の宝を大切にしていく」と話した。

 今宮神社は1915(大正4)年、たばこの専売制導入によって廃業した刻みたばこ業者らが、国から受け取った保証金の一部を寄付して建てた。文化審議会が3月、刻みたばこ作りの隆盛を今に伝え国土の歴史的景観に寄与しているとして「本殿」と「拝殿」、瑞垣(みずがき)を含めた「神門」を国の登録有形文化財にするよう文科相に答申した。

 今夏に官報で告示されれば、県内の国登録有形文化財の建造物は124件(47カ所)となる。