徳島文理大がSOを設ける空き家=美波町奥河内

 徳島文理大は16日、美波町奥河内の四国霊場23番札所・薬王寺の門前町「桜町商店街」の一角に、初のサテライトオフィス(SO)を設置する。学生や教員が、住民と共に門前町の活性化などに取り組む。同日にある日和佐うみがめまつりでは、音楽学部の学生らがSO開設を記念したコンサートを開く。

 薬王寺から約100メートルの距離にある木造2階建ての空き家(約130平方メートル)に設ける。同大が町などと取り組む「薬王寺門前町再生プロジェクト」と、赤松地区にあった人形浄瑠璃座の100年ぶりの復活を目指す「赤松座復活プロジェクト」の活動拠点として活用する。

 商店街の古い写真や資料を集めてデジタルデータ化し、SOを訪れた人に公開する「デジタルミュージアム」の構想もある。

 徳島文理大と美波町、商工会、観光協会など13団体は4日、「門前町再生」と「赤松座復活」の両プロジェクトなどを進めるために「歴史・文化の力でまちづくり推進協議会」を設立した。

 コンサートは、16日午後7時半から、ライトアップされた薬王寺の仁王門前で開催。同大音楽学部と短期大学部音楽科の学生計20人が、サックスや金管打楽器を使って「栄光の架け橋」「いとしのエリー」を披露する。観覧無料。

 県内の大学では、徳島大が那賀町や上勝町など5カ所、四国大が美馬市と美波町、鳴門教育大が阿南市と美馬市にそれぞれSOを置いている。