2015年度に徳島県内の主要観光地(15カ所)を訪れた人は前年度比6・0%増の334万2881人と2年連続で増加したことが14日、四国運輸局のまとめで分かった。運輸局は9月にシルバーウイークがあったことや、ゴールデンウイークとお盆の好天、外国人観光客の増加が要因と分析している。

 対象15カ所のうち、13カ所で前年度を上回った。最も上げ幅が大きかったのは、開館30周年を迎えたうみがめ博物館で19・1%増。

 ほかには藍の館(17・5%増)祖谷のかずら橋(15・7%増)あすたむらんど徳島(15・2%増)文化の森総合公園(11・7%増)などで伸びが目立った。

 一方、太龍寺ロープウエーは34・6%減と落ち込んだ。14年に四国霊場開創1200年で遍路客が大幅に増えた反動減とみられる。

 四国の観光客数ランキングの上位には4位に文化の森総合公園(前年度3位)、9位に渦の道(7位)が入った。1位は松山城ロープウエー・リフトの128万2179人。

 四国他県の主要観光地客数(各15カ所)は香川が8・7%増の471万3761人、愛媛が3・7%増の389万4155人、高知が7・4%増の154万2495人だった。