思い思いの場所に椅子を運び、作品を鑑賞する来場者=徳島市の県立近代美術館

 季節や家庭など、身近な生活を取り上げた作品を紹介する特別展「暮らしの感覚-アートと人とデザインが交流する空間」(徳島新聞社など主催)が16日、徳島市の県立近代美術館で始まった。9月4日まで。

 同館所蔵品の中から「日常をふりかえる」「身辺をみつめる」「あなたの感覚、わたしの感覚」「場所をさがす」の4テーマに沿った約50点を展示。夏の休日を過ごす家族の様子を描いた油絵や、猫が居心地よさそうにまどろむ場面を繊細に描き出した日本画などが並んでいる。

 座って鑑賞できるように畳敷きのスペースや木製椅子が用意され、来場者は気に入った作品の前に椅子を運んで腰掛け、絵や彫刻に見入っていた。

 同市論田町の河野敏弘さん(74)は「どこかいつもと違った感じで、ゆっくり見ることができた」と満足そうだった。