四国電力は17日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の1次冷却水ポンプに不具合が見つかったと発表した。補修が必要なため、四電は7月下旬を予定していた再稼働が8月以降に遅れるとの見通しを示した。作業員の被ばくや放射性物質の外部流出はなかったとしている。

 四電によると、同日午前7時半ごろ、1次冷却水ポンプの調整運転中に、ポンプ内を洗うための純水が本来通る配管にほとんど流れず、別の配管に数リットル流れ込んだ。原因はポンプ内の流れを調整する部品の不具合とみられている。漏れた水に放射性物質は含まれておらず、専用タンクに回収された。

 19日以降に部品交換に取り掛かるが、1週間程度かかるという。

 再稼働の遅れに伴い、8月下旬に予定されていた営業運転開始も9月にずれ込む見込み。

 3号機は昨年7月に原子力規制委員会の審査に合格。伊方町長、愛媛県知事が再稼働に同意し、今年4月に最終的な手続きとなる使用前検査を開始。6月27日に原子炉への核燃料装填を完了していた。