木から木へ、つり橋やロープで渡るアスレチック「ツリートレッキング」を楽しめる施設が、三好市山城町西宇の観光施設ウエストウエストの敷地内にオープンした。四国では初めてで、吉野川下りのラフティングやカヌーなどと合わせて、県西部のアウトドアスポーツ振興を目指す。
施設の名称は「アミーチ アドベンチャー四国」。景勝地・大歩危峡を臨む吉野川河川敷の約600平方メートルに設けた。自然の地形を生かし、クヌギや桜といった樹木の間に地上5メートル、1周約220メートルのコースを整備。丸太橋やネット、滑車による滑空など、20種類のアスレチックが楽しめる。
ウエストウエストを経営する大歩危観光(同市)が施設を設置。同社の委託で、長野県でスキースクールやツリートレッキングを営むアウトドア会社「ネーヴェ」が管理、運営する。
大歩危観光の西村太専務によると、ツリートレッキング施設は国内10数カ所に設置されているが、ほとんどが山林にあるため、川の風景を眺めながら楽しめるのは珍しい。
西村専務は「雨による増水で川下りができなくても、ツリートレッキングを楽しめる。美しい山と川がある自然条件を生かし、予約なしでも体験できる施設を増やすことで、県西部の魅力をPRできれば」と話している。
今季は10月10日まで営業し、小学生以上もしくは身長110センチ以上でハーネスを着用できる人が対象。2800円(保険料など含む)。問い合わせはウエストウエスト<電0883(84)1117>。