生徒に手を引かれて避難する園児=徳島市の徳島科学技術高校

 徳島市の徳島科学技術高校で19日、南海トラフ巨大地震を想定した津波避難訓練があった。全校生徒と教職員計約千人と、津波の際に同校に避難予定の地域住民や園児ら約300人が参加し、真剣な表情で対応を確認した。

 南海トラフを震源とする震度7の地震が発生し、大津波警報が発令されたとの想定で実施した。教室が3、4階にある2、3年生は、最上階の5階にある1年生の教室や廊下に避難。近くの千松幼稚園と青葉保育園の園児は、防災委員の生徒らに手を引くなどしてもらい5階へ向かった。

 園児を誘導した防災委員長で3年の米積拓臣(たくみ)さん(17)は「南海トラフ巨大地震の発生確率が高まる中で緊張感を持って取り組めた。実際の災害時も落ち着いて行動し、地域の皆さんの安全を確保したい」と話した。

 同校は地区の津波避難ビルに指定されており、2年前から住民参加型の訓練を行っている。