ミャンマーで障害を持つ水泳選手の指導に当たる豊田さん=徳島市の新聞放送会館

 元徳島市体育協会専務理事で日本水泳連盟上級コーチの豊田寛さん(67)=同市南末広町=が7月下旬から2年間、ミャンマーで、身体に障害のある水泳選手の指導に当たる。国際協力機構(JICA)のシニアボランティアとして旧首都・ヤンゴンに滞在し、2020年東京パラリンピックの出場選手の育成を目指す。

 豊田さんの滞在期間は28日から18年7月27日までで、ミャンマー・ナショナルチームのコーチに就く。チームには男女21人が所属し、このうち車いすがなければ移動できない選手が5人ほどいる。

 ミャンマーの水泳のレベルは国際的に高いとはいえず、上位入賞やパラリンピック出場に向け、バランス感覚の強化や筋力アップに努める。コーチへの国際ルールの指導や、JICAの支援を受けてプールの改修にも取り組み、競技力の底上げを図る。

 豊田さんはインストラクター歴約30年のベテラン。バルセロナ五輪にベルギー代表で出場した県出身のバンデワーレ泰広さんを指導したほか、徳島市の県立障がい者交流プラザでの指導やリハビリに携わった。

 2月に派遣先がミャンマーに決まり、その後、1日5時間以上ミャンマー語の習得に努めてきた。豊田さんは「レベルアップに少しでも役立てればうれしい。自らも指導者としてさらに成長したい」と話している。