土用干しのためパレットに広げられた小梅=吉野川市美郷田平

 「土用の入り」の19日、徳島県内は高気圧に覆われて青空が広がった。梅の産地・吉野川市美郷では、梅干し用の実を乾燥させる土用干しが行われ、栽培農家が汗だくになりながら、蒸し暑いビニールハウス内で作業を続けている。

 同市美郷田平の加工施設では、栽培農家でつくる「美郷梅工房」の会員6人が、1カ月塩漬けにした約2・5トンの小梅「竜峡」をパレットの上に並べた。むらができないようにひっくり返しながら、5日間ほど干す。干した梅は梅酢やシソと一緒に3カ月漬け込み、11月上旬から出荷する。

 土用干しは、実の形崩れを防ぎ保存性を高めるのが目的で、7月末まで作業を続ける。

 徳島地方気象台によると、19日正午までの最高気温は那賀町木頭出原33・4度、美波町32・8度、徳島市31・3度など。日中は35度以上の猛暑日となる所がある見込みで、気象台が熱中症への注意を呼び掛けている。