来年1月の第63回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)に、各郡市の小学生選手が初めて出場する。長距離選手を育成するとともに、多くの世代が親しめる駅伝とするため、試行で小学生特別区間を設けることにした。第65回記念大会からの正式導入を目指す。19日の主催者会議で決まった。
小学生特別区間は第2日(1月5日)の阿北コースのうち、板野西部消防署(板野町羅漢)から上板町役場(上板町七條)までの3キロ。この中に男女各1・5キロの2区間を設ける。
小学生の記録は各郡市の総合成績には反映されない。参加者の学年などは未定。27日の郡市代表者会議で報告された後、各郡市が選手の募集を始める見込み。
徳島新聞社であった主催者会議では、出席者から「県民の憧れの舞台であり、子どもたちに喜ばれるのではないか」などの意見が出た。徳島陸協の卯木英司会長は「陸上の競技人口増につながる」と話した。
徳島駅伝は1955年に始まった。75年の第21回大会で中学生区間、第22回大会で高校生区間をそれぞれ新設。さらに84年の第30回記念大会で女子区間、90年の第36回大会で中学生女子区間を設けた。