阿南市関係者や地元住民らが完成を祝った大西ポンプ場の開業式=同市福井町大西

 阿南市が同市福井町の大西、湊地区の浸水対策のため建設を進めていた「大西ポンプ場」が完成し、福井公民館(同町古津)で開業式が行われた。福井川左岸の約77ヘクタールで大雨時の浸水被害の恐れが軽減される。

 ポンプ場は福井川に架かる大西橋の南側にあり、敷地約800平方メートルで、建物は鉄筋コンクリート平屋54平方メートル。2台のポンプで毎秒1トンの水を福井川に排出でき、豪雨で行き場を失った水が市街地などにあふれる「内水氾濫」を抑える。大西地区の住宅地からポンプ場までを結ぶ約200メートルの導水路も整備した。総事業費は約2億2600万円。

 両地区は2014年8月の大雨で4世帯が床上浸水するなど、たびたび浸水被害を受けている。09年1月に地元住民が市に対策を要望しており、市は14年10月に着工した。大西ポンプ場の下流には毎秒3トンの水を排出できる湊排水機場(2000年稼働)があり、両施設を併用して浸水に対応する。

 開業式には市関係者や住民ら約50人が出席した。