特殊詐欺被害の防止に向け、美馬署が啓発用に作った携帯電話の壁紙画像

 徳島県警は、携帯電話の画面の背景に使う壁紙を通じて高齢者らに特殊詐欺被害の防止を呼び掛ける取り組みを始めた。生活安全企画課のほか、県内の13署ごとに啓発メッセージやイラスト、通報先を入れた壁紙用のオリジナル画像を作り、普段目にする携帯電話の画面に壁紙を設定してもらうことで被害の未然防止につなげる。

 既に生活安全企画課と、美馬、鳴門、小松島、徳島西の4署が壁紙用の画像を作った。美馬署が作った画像は鳥のサギ、カモのイラストと「その電話詐欺かも?」の文字で注意を呼び掛け、詐欺の手口も紹介している。署員や地域住民らがそれぞれデザインを担当し、残りの9署も順次作成する。

 壁紙用の画像を携帯電話の画面に取り込んでもらうため、各署で画像読み込み用のQRコードを印刷した啓発チラシを作り、キャンペーンや交通安全教室などで配る。生活安全企画課も各署の画像につながるQRコードを県警のホームページに近く掲載する。

 画像のダウンロードの仕方や壁紙への設定方法を署員が実演する高齢者対象の講習会も、県内各地で順次開いていく。第1弾は22日、つるぎ町就業改善センターであった。

 近年の特殊詐欺被害では、携帯電話の番号を聞き出して現金自動預払機(ATM)に誘導し、操作を指示する手口が増えている。県警は、啓発メッセージが記された画像を壁紙に設定しておくことで注意喚起が図れると考えた。生活安全企画課の野崎寛治次長は「多くの方に活用してもらい、被害の抑止につなげたい」と話している。