阿波藍の栽培から商品開発、販売までを行う6次産業化に取り組む徳島市の城西、徳島科学技術、徳島商業の3高校の生徒約60人が22日、城西高の実習畑10アールで藍の刈り取りを行った。
科学技術高生が中心となって昨年度から開発してきた専用刈り取り機を試運転した。柔らかい藍を刃に押し付けるための送風機を前部に付けるなどの工夫が施されており、生徒は2人一組で機械を押して藍を根元から刈り取った。約700キロ収穫し、葉を刻んで乾燥させる「藍こなし」も行った。
3校では昨年度、藍を使った和菓子やギョーザ、あんどんを開発しており、本年度は商品の販売と新商品の開発に取り組む。
科学技術高3年の河井智哉さん(18)は「刈り取り機は作業効率化に役立つはず。刃の位置など課題が見つかったので改良したい」と話した。