熊本市動物愛護センターから受け入れた譲渡候補犬「さやか」=神山町阿野の県動物愛護管理センター

 徳島県動物愛護管理センター(神山町阿野)が、熊本地震で被災した熊本市動物愛護センターから受け入れた譲渡候補犬「さやか」の飼い主が見つからない。譲渡会では子犬の人気が高く、推定4~6歳で、人に換算すると40歳前後の雌のさやかは敬遠されているという。24日の譲渡会で再び飼い主を探す。

 さやかは体長80~90センチ、体重約10キロの白い雑種。人懐っこく好奇心旺盛で、力強くリードを引っ張る元気良さがある。2015年4月、熊本市愛護センターに保護され、飼い主を探していた。

 今年4月14日の地震発生後、同市内で迷い犬が急増。熊本のセンターではさやかを収容できなくなったため、県動物愛護管理センターが同月末、受け入れた。

 県愛護センターはこれまで他の譲渡候補犬、猫と共に計4回、さやかの譲渡会を開いた。今後も飼い主が見つからない場合は、動物愛護団体やボランティア団体に協力を要請する。

 担当者は「被災地から受け入れたという思い入れがある。早く飼い主が見つかってほしい」と話している。

 環境省によると、地震後、西日本の27自治体が熊本のセンターから譲渡候補犬計29匹を受け入れた。このうち譲渡先が決まったのは6月末時点で約半数にとどまっている。

 県動物愛護管理センターで犬、猫を譲り受けるには、正しい飼い方を学ぶ講習会の受講などが必要。問い合わせはセンター<電088(636)6122>。