徳島市国府町府中の国道でスマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながら乗用車を運転したとして、徳島西署は25日、鳴門市の自営業男性(30)を道交法違反で摘発した。同ゲームに絡む摘発は県内で初めて。スマホをしながらの交通事故も起こっていることから、県警は取り締まりを強化した。県教委は24市町村の教育長と公立小中高校長に、児童・生徒にスマホの利用法の指導を徹底するよう求めた。

 西署によると、自営業男性は25日午前11時43分ごろ、片側1車線の国道で、スマホの画面を見ながら乗用車を運転した。取り締まり中の男性を署員が見つけた。男性は取り調べに「ポケモンGOをしていた」と話した。

 署は男性に道交法違反で交通反則切符(青切符)を交付した。

 また県警地域課広域自動車警ら隊は同日、徳島市中吉野町で自転車に乗って走りながらゲームをしていた20代男性2人を口頭注意した。

 同市内では24日、ゲームをしながら自転車を運転していた女子高校生が歩行者に衝突する交通事故も起こっている。

 県警は事故防止に向け、取り締まりを強化するとともに、28日には徳島駅構内や駅前の歩道で「歩きスマホ」をしないよう求める啓発チラシを八万中学校の生徒と配る。

 県教委は25日、各校長らに文書で児童・生徒への指導を徹底するよう要請。スマホを利用しながら歩行、運転したり危険区域に立ち入ったりしないよう求めた。

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 JR四国の半井真司社長は25日の定例会見で、「ポケモンGO」のアイテム(道具)を入手しようと多くの若者らが徳島駅のホームに集まっていることに関し「実態を見ながら注意喚起を徹底したい」と述べ、利用者の安全確保に努める考えを示した。

 徳島駅の3、4番ホームに加え、高松駅前広場もアイテムを入手できる場所になっている。人が集まれば乗客増につながるが、半井社長は「まずは安全確保を第一に考える」と話した。

 同社では従来、歩きスマホをしないよう車内や駅の放送で呼び掛けており、ポケモンGOのアプリ配信に合わせて呼び掛けを強化しているという。