美~ナスを収穫するゴッツォ阿波の会員=阿波市市場町山野上

 阿波市の若手農業者グループ「GOTTSO(ゴッツォ)阿波」が栽培する白ナス「美~ナス」の生産が拡大している。作付けが始まって5年目となる今年は、前年実績の約5割増となる100トンの出荷を見込む。2015年度には市の制度で特産品認証を受け、他のナスとの差別化を図っており、知名度の高まりとともに県内外へ販路が広がっている。

 美~ナスは、あっさりとした甘味やとろっとした食感、ひすい色の表皮が特徴。栽培は12年から会員9人が5アールで試験的に始めた。16年は会員が21人(15年17人)になり、栽培面積も87アール(同52アール)に増えている。出荷は7月上旬から始まっており、10月末まで続く。

 通常の夏秋ナスより単価を2~3倍高く設定。卸売市場を通さない取引とし、独自に開拓した売り先に販売している。販路は、県内の産直市や関西で展開する高級スーパー「阪急オアシス」が中心で、今年から京都市内の結婚式場での契約が始まるなど、飲食店の引き合いも増えている。

 QRコード付きの包装袋による出荷も始め、お勧めのレシピなどを紹介するサイトにアクセスできるようにした。各会員に割り振った生産者番号も明記し、個々の責任を高めている。

 唐渡義伯会長(43)=同市市場町切幡=は「栽培方法が確立でき安定した収量が確保できるようになった。市内外へのPRをこれからも強化していきたい」と話している。