約30年間で300体を超える怪獣のガレージキットを集めた三好さん=板野町大寺の自宅

 板野町教育次長の三好信司さん(60)=板野町大寺=が、ゴジラやウルトラマンのシリーズなど、特撮の映像作品に登場する怪獣の模型を長年収集し、話題となっている。約30年間で集めた怪獣の模型は300体以上に上る。6年前からは展示会も催し、現代の子どもたちに「昭和の怪獣」の魅力を伝えている。

 自宅の屋根裏部屋には、ゴジラやモスラ、レッドキングなど、銀幕やテレビで一世を風靡した怪獣の模型がずらり。模型は組み立て式の「ガレージキット」と呼ばれる樹脂製品で、千葉県で年2回行われるイベントに出向き、購入している。

 模型の制作は主に休日の週末に行う。パーツを組み立てて、アクリル絵の具で着色。1体を完成させるのに3~4週間を要する。1日に5、6時間没頭することも珍しくない。

 三好さんは6歳の時に映画館で「キングコング対ゴジラ」を鑑賞し、強烈な印象を受けた。以来、映画館に足しげく通ってゴジラシリーズ作品を鑑賞したほか、「ウルトラQ」のテレビ放送にも熱中した。「少ない小遣いをプラモデルにつぎ込み、空想世界で遊んでいた」と笑う。

 思春期に一時は興味がなくなりかけたが、1980年代、再びゴジラの映画が公開されたのを機に、少年時代の情熱がよみがえった。怪獣のガレージキットも流行し始め、収集が始まった。

 2010年に町文化の館で初の作品展を行って以降、県内外で展示会を開いている。ラジオや雑誌などの取材も積極的に受ける。

 三好さんは「ゴジラは核実験で生まれた怪獣が人間に報復してくるという内容。戦争の問題について考えさせられる作品も多く、子どもたちにも親しんでもらいたい」と言う。

 29日には新作の「シン・ゴジラ」の封切りが迫っている。いずれはこのガレージキットも購入し、コレクションに加える予定だ。