つるぎ町貞光木屋の東福寺で28日、小学生が協調性や忍耐力を養う「三日坊主(こぼんさん)修行」が始まった。県内と茨城、広島、愛媛各県の1~6年生26人が30日まで寝食を共にし、朝晩の読経や境内の掃除などを体験する。
児童は、保護者手作りの白衣と腰衣に着替え、本堂で入山式に臨んだ。沖田定信名誉住職らを前に「友達とけんかをしない」「正しく美しい言葉を使う」など10項目の約束「十善戒」を宣言した。
この後、沖田住職らの指導を受けながらナイフで竹を削り、修行期間中の食事で使う竹箸を作った。
徳島市の津田小6年岡本晴君(11)は「和尚さんの言うことを聞いて、友達と仲良く修行したい」と話した。
29、30日は、山中での座禅や寺周辺のオリエンテーリング、キャンプファイアを行う。