炭火で手際よく焼き上げられるウナギ=徳島市北田宮2のうな久

 「土用の丑の日」の30日、徳島県内のウナギ料理店は、スタミナを付けて猛暑を乗り切ろうと大勢の客でにぎわっている。

 徳島市北田宮2の「うな久」では、午前4時ごろから県産ウナギ約300人分の仕込みを始めた。創業以来、約40年間継ぎ足し続けた秘伝のたれをウナギにかけ、炭火で手際よく焼くと香ばしい匂いが店中に広がった。

 稚魚のシラスウナギの不漁が続いており、仕入れ価格は高止まりしているが、店主の安部賢さん(57)は「商品価格は据え置いている。多くの人においしいかば焼きを食べてほしい」と汗を拭った。

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 この日の県内は高気圧に覆われ、午前中から気温が上がった。徳島地方気象台によると、正午までの各地の最高気温は、美馬市穴吹町31・9度、徳島市31・2度など、8観測地点中7地点で真夏日となっている。