真剣な表情で丸太に乗る参加者=那賀町木頭和無田の那賀川

 杉の丸太に乗って那賀川を下る那賀町木頭地区伝統の「木頭杉一本乗り大会」が31日、同町木頭和無田であり、県内外から参加した12~69歳の男女89人が水上の妙技を競った。

 参加者は実力に応じて、「初級」から荒瀬を越える「名人」まで4段階のコースに挑戦。長さ約4メートル、直径約30センチの丸太の上で竹ざおを手にバランスを取りながら、川に落ちずに進んだ距離を競った。

 見事に乗り切る参加者がいる一方、派手な落水シーンもあり、大勢の見物客から大きな歓声と拍手を送られていた。振り込め詐欺防止ののぼりを背負った那賀署員がエントリーしたほか、カッパの着ぐるみ姿で登場する参加者などもいて、大会に花を添えた。

 3回目の挑戦で、初めて初級の50メートルを乗り切った山野俊彦さん(39)=鳴門市撫養町大桑島、会社員=は「泣きそうなぐらいにうれしい。来年は上級コースに挑戦したい」と大喜びだった。