故蔦監督が愛用していたノックバットなどが展示されている企画展=兵庫県西宮市の甲子園歴史館

 甲子園球場(兵庫県西宮市)にある甲子園歴史館で、池田高校(三好市)野球部を率いた故蔦文也監督ら高校野球の名物監督を取り上げた企画展「高校野球『名将』特集」が開かれている。蔦監督の愛用品を集めた特別コーナーもあり、高校野球ファンらの目を引いている。

 蔦監督をはじめ、春夏通算で歴代最多の63勝を挙げている智弁和歌山高の高嶋仁監督、6度の優勝に導いたPL学園高の中村順司元監督、明徳義塾高の馬淵史郎監督ら、甲子園大会での勝利数上位10人が着用したユニホームを展示。それぞれの歩みやエピソードをパネルと写真で振り返っている。

 蔦監督は「金属バットの特性を生かすために、筋力トレーニングを導入し、『やまびこ打線』をつくった」などと紹介され、1982、83年の「夏春連覇」を含む歴代7位の37勝を挙げた実績が記されている。「鍛錬千日之行 勝負一瞬之行」と書かれた直筆の色紙もある。

 特別コーナーには、孫の哲一朗さん=映画監督=ら家族の協力で、蔦監督が使っていたノックバットやスパイク、手袋など5点が並ぶ。

 9月4日までで月曜休館(試合開催日と祝日を除く)。午前10時(甲子園大会期間中は同9時)~午後6時。入場料は高校生以上600円、4歳~中学生300円(甲子園大会終了までは高校生も300円)。