平成座のメンバーから人形遣いの指導を受ける児童=川内北小

 人形浄瑠璃に取り組んでいる徳島市の川内北小学校の児童が13日、同市の徳島城博物館で、「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を披露する。同校児童だけで人形を操る公演に臨むのは初めて。地元の平成座の指導を受け、練習に励んでいる。

 川内北小学校では2015年2月、平成座の藤本宗子座長(56)=同市川内町沖島=の呼び掛けで「川内北小学校太夫教室」が結成され、児童は浄瑠璃語りなどを学んできた。

 藤本座長は活動をさらに発展させようと、今年6月、人形遣いを募った。2~6年生の8人が手を挙げ、始業前や土曜日に、浄瑠璃語りのメンバーと共に練習している。

 公演時間は20分間。人形は児童にとっては重く、体力的な負担を減らすため、演目の場面を一部カットした。お弓の頭などを担当する5年生金子大悟君(11)は「初めは人形を動かすだけで精いっぱいだった。細やかな感情も表現できるよう頑張りたい」と話す。

 公演は「子ども浄瑠璃」と題し午前11時と午後1時半の2回行われる。児童による寿式三番叟の素浄瑠璃も披露される。

 また、今回の公演を機に、「太夫教室」の名称をかつて同校にあった「人形浄瑠璃クラブ」に変えた。

 同校のクラブは1997年に発足し、人形の代わりに児童が演じるスタイルで活動。その後、近隣地域の子どもらと共に人形芝居に取り組む「川内・藍住子ども人形浄瑠璃クラブ」が立ち上がったため、同校独自の活動は太夫教室ができるまで休止していた。