河野太郎消費者行政担当相は2日の閣議後の会見で、消費者庁の新たな研究拠点を徳島県に整備するためのワーキングチームを、庁内につくる方針を明らかにした。政府の「まち・ひと・しごと創生本部」が8月末までに決める政府機関移転基本方針に盛り込まれるよう、徳島県と協議をしながら具体的な作業をスタートさせる。

 新拠点「消費者行政新未来創造オフィス(仮称)」の設置については、徳島県の飯泉嘉門知事も支援する意向を表明し、県庁内にプロジェクトチームを発足させる。これを受け、河野氏は消費者庁に川口康裕次長をトップとするワーキングチームを編成する考えを示した。

 河野氏は「人数や規模は未定だが、速やかに人選し編成する。徳島県と相談しながら来年度予算の概算要求や機構定員要求に向け、調整を図りたい」と述べた。

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 河野太郎消費者行政担当相は2日、消費者庁の板東久美子長官(62)が退職し、後任に法務省の岡村和美人権擁護局長(58)が就任する人事を発表した。9日付。板東氏の前任の阿南久氏以来、長官は3代続けて女性となる。

 岡村氏は東京都出身。早稲田大法学部を卒業後、1983年に弁護士登録。米ハーバード大ロースクール修士課程を88年に修了し、2000年に検事に任官した。最高検検事などを経て14年7月、法務省初の女性局長として現職に就いた。

 板東氏は文部科学審議官などを務めた後、14年8月に消費者庁長官に。中央省庁の地方移転に向けた検討の一環として、今年3月と7月に消費者庁が徳島県で行った試験業務では、自らさまざまな業務を試行した。