美波町の日和佐八幡神社の秋祭りを題材にした作品づくりに励む学生ら=徳島市応神町の四国大書道文化館

 四国大文学部書道文化学科の2年生5人が、美波町日和佐浦の日和佐八幡神社の秋祭りを題材にした巨大な書道作品を完成させた。祭りの継承に取り組む「日和佐ちょうさ保存会」が9月に松茂町の徳島阿波おどり空港で開く写真展で展示され、空港利用客に秋祭りをPRする。

 制作したのは、同学科の学生グループ「かぜまーる」の男女5人。7月21日夕、徳島市応神町古川の同大キャンパスにある書道文化館の一室に、縦6メートル、横5メートルの巨大な和紙を広げ、長さ1・4メートルの筆を巧みに使って秋祭りの掛け声「いっさんじゃい(勇んで行けの意)」を力強く一気に書き上げた。

 宇良樹希さん(19)は「祭りの活気や力強さを、みんなで力を合わせて表現できたと思う」と話した。

 同大特認教授で書家の川尾朋子さん(39)=京都市=も同じ大きさの和紙に、秋祭りで太鼓屋台が海岸に繰り出すことから「海」の字を書いた。写真展では、学生と川尾さんの両作品を展示する。

 四国大は、美波町で学生が地域の課題を学ぶ「地域がキャンパス推進事業」を展開しているほか、サテライトオフィスを開設しており、祭りの継承に取り組む日和佐ちょうさ保存会が制作を依頼した。

 写真展は9月9~23日、徳島阿波おどり空港で開かれ、保存会が2010年から毎年行っているフォトコンテストの入賞作を展示する。今年の秋祭りは、10月8、9の両日、神社周辺で開かれる。