徳島県阿南市の小中学生を対象にした「阿南長期育成野球トレーニング教室」が10日、同市富岡町の市商工業振興センターで始まる。毎月2回、徳島インディゴソックス(IS)の元トレーニングコーチが、年齢に応じた体づくりや野球技術を指導する。
 
 講師を務めるのは、インディゴコンディショニングハウス(北島町)の殖栗(うえぐり)正登(まさと)代表(40)。伊藤翔選手(西武)らプロ選手を育てた実績がある。10項目の体力テストで個々の運動能力を把握した上で、発育段階に合わせた体づくりを学び、トレーニングを行う。打撃や投球の正しいフォームも身に付けてもらい、技術向上を図る。

 本格的な野球場・JAアグリあなんスタジアムを擁し、「野球のまち」を掲げる阿南市は野球熱が高まっている。ただ近年は少子化やスポーツの多様化の影響で、少年野球チームが減少し、選手不足が指摘されてきた。そこで住民有志がインディゴコンディショニングハウスの協力を得て、小中学生選手の育成につなげようとトレーニング教室を企画した。

 小学生と中学1、2年生が対象。隔週水曜(午後6~8時)に開き、受講料は月額7千円。事前申し込みが必要で、当日の受け付けや見学もできる。問い合わせは同ハウス<電088(678)2189>。