平和を願い各地から広島市に寄せられる折り鶴の再利用に取り組んでいる古紙再生業・日誠産業(阿南市津乃峰町新浜)が、再生紙で作った扇=写真=150本を広島市に寄贈した。6日に行われる平和記念式典で各国の大使ら外国の出席者に配られる。昨年に続き2度目。

 扇は赤、青、緑、白の4色。広げると丸い輪の形になり、表面には「PEACE」(平和)の文字が記され、裏面には折り鶴をリサイクルして作られたことの説明が英語と日本語で書かれている。同社の関連会社カミーノ(東京)が製作した。広島市によると、昨年は国内外の来賓に配られ、各国の大使から関心が高かったという。

 同市には、全国から毎年約1千万羽(約10トン)の折り鶴が集まる。倉庫に保管できるのは約100トンで、入りきらないものは焼却している。日誠産業は2012年から折り鶴の再利用に取り組み、これまでノートやTシャツなどに再生してきた。

 日誠産業は「受け取った人が平和について考える機会にしてもらいたい」としている。

 扇はインターネットで一般販売もしている。1本2700円で専用サイト(http://www.fano.jp/)から購入できる。