島の建築物の説明を受ける町観光ボランティアガイドの会の会員ら=牟岐町の出羽島

 牟岐町教委は4日、同町沖の離島・出羽島で、島の歴史や多くの古民家が残る漁村集落について住民に学んでもらう講習会を開いた。集落の国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)への指定に向け、機運を高めようと初めて企画した。

 歴史や建築の専門家を招いて港近くの古民家で行い、町観光ボランティアガイドの会の13人が参加した。

 県立博物館の磯本宏紀学芸員は、カツオ漁が盛んに行われていた江戸後期から昭和初期にかけて、多くの民家が建てられたことを説明。町教委の佐藤俊祐主事は、島の東側から集落が形成され、人口増加に伴って、西側にも宅地が整備されたことを紹介した。

 参加者は、島内の古民家や、1914(大正3)年にカツオの好漁場を発見して島の発展を支えた先人の功績をたたえる石碑などを見学した。学んだ知識は県外客らの観光案内に役立てる。

 町教委は今後も住民を対象に講習を開く予定。