徳島地方最低賃金審議会は5日、県内全事業所に適用する最低賃金を、現行から21円アップの時給716円とするよう飯野弘仁徳島労働局長に答申した。中央最低賃金審議会が示した徳島県の目安(21円アップ)と同額で、目安を時給で表すようになった2002年度以降では、最大の上げ幅となる。

 徳島市の徳島地方合同庁舎で審議会が開かれ、公労使の委員15人中13人が出席した。会に先立ち同日あった専門部会で、公益委員が提案した目安通りの21円アップを賛成多数で可決した経緯が報告された。

 これを受け労働者委員が「一定の評価ができる」としたのに対し、使用者委員は「非常に高額だ。目安の数字自体がおかしい」と反論した。会長の上田喜博四国大短期大学部教授を除く12人で採決し、9人が賛成した。

 22日までに異議申し立てがあった場合、23日に再審議する。新しい県最低賃金は最短で10月1日から適用される。