広島原爆が投下された時刻に合わせて黙とうする参加者=6日午前8時15分、鳴門市大麻町の東林院

 広島原爆の日の6日、徳島県内各地で核兵器廃絶を願う催しが開かれた。参加者は十数万人の命が奪われた71年前の惨劇に思いをはせながら犠牲者の冥福を祈り、平和な世界の実現を誓った。

 鳴門市大麻町大谷の東林院では、平和の火のつどい(非核の政府を求める徳島の会主催)があり、約100人が参加した。

 原爆が投下された午前8時15分、被爆後の広島から持ち出された「原爆の火」がともるモニュメントに向かって黙とうし、千羽鶴を献上した。

 全員で反核歌「原爆を許すまじ」を合唱したほか、コーラスグループ「うたの広場NKB」の児童19人と保護者らが、世界の平和を願ってベートーベン「第九」交響曲の「歓喜の歌」を歌った。

 大麻町桧の市賀川豊彦記念館でも、約60人が集まって平和祈念朗読会(NPO法人賀川豊彦記念・鳴門友愛会主催)を開いた。

 小松島市松島町の地蔵寺では、第20回原爆の鐘・平和の鐘の集い(小松島平和行進実行委員会主催)があり、市民21人が参加した。

 千羽鶴がささげられた鐘楼の前で「原爆を許すまじ」などを合唱した後、服部宏昭住職(61)と一緒に犠牲者の冥福を祈って般若心経を唱和した。原爆投下時刻には、核兵器のない世界を願って1人ずつ鐘を突いた。

 橋本和子事務局長(73)=同市中郷町泰地=は「オバマ米大統領の広島訪問で核廃絶の訴えが世界に広がったと感じる。若い世代にも核廃絶の思いを広めたい」と話した。

 徳島駅前では反核・憲法フォーラム徳島のメンバー約10人が街頭演説とビラ配りを行った。