三好市山城町上名の道の駅大歩危に6日夜、「一夜限りのお化け屋敷」が登場し、親子連れらがスリルとひとときの涼を味わった。
放課後に隠れんぼをしていた男の子がいなくなった校舎を、夜に訪れるとの設定。「こっちへおいで」という不気味な声と血まみれの教室が恐怖をかき立てる中、ロッカーや机の陰から幽霊やお化けが次々飛び出すと、子どもたちは悲鳴を上げたり、泣き出したりしていた。
平島小4年の内田美心さん(10)=阿南市那賀川町=は「お化けに追い掛けられて、足ががくがくした。もう戻ってこられないかと思った」とおびえた様子だった。
会場では、地元に伝わる妖怪タヌキ伝説を題材にした紙芝居が披露され、輪投げやくじ引きなどの屋台も並んでにぎわった。